大変ご無沙汰しております。
PROJECT RE:birthです。
これからのことについて、いくつかご報告があります。

約2年間、コロナ禍の影響及び、部品代の高騰・入手性の悪化、新規事業への取り組みを行っていたため、プロジェクトリバースにリソースを割くことが困難な状況が続いておりました。
そのため、ym2203.comの運営を一時的に停止しており、ユーザーの方にご心配並びにご迷惑をおかけしてしまいました。
ユーザーの方、ご購入いただいた方、販売代理店及び関係者にもご迷惑をかけてしまいました。

2年間の活動を休止している間も、国内外の方から代理店へ、入手方法の問い合わせや、再生産を求める声が寄せられていました。

そんな中、2024年に入り、驚くべき報告が私の元に寄せられました。
中国発で、無断でPROJECT RE:birthを名乗り、模造品の販売がされていることが確認されました。
ym2203.com上にて、過去に仕様を公開していましたが、それはあくまでも購入したユーザー自身が電子工作としてチューニング等を楽しめることを想定とした情報公開でした。
しかし、今回中国発で確認された模造品は、ロゴを無断盗用し、あたかも正規の品物であるかのように振る舞った悪質きわまりない代物でした。当然、当プロジェクトでは預かり知らぬ状況で、一切関与しておりません。

調査の結果、SNSで傍若無人な振る舞いをする人物が、なりすまして販売を行っていたことが判明しました。

問題はハードウェアだけではありません。
SCCIを始めとした、ソフトウェアまで自分の制作物としてライセンスの変更を行い、自身の著作物として許可なくGithubへ登録している状況です。
こんなことがあっていいのか?
良いはずがありません。
これは、ソフトウェア開発者及びオープンソースの思想に対する冒涜でしかありません。

コミュニティとして10年にも及ぶ付き合いの中、全く関係のない第三者が無断で己の私利私欲を満たすための行為に利用することは人として最低の行為と言えます。

これらの偽物・なりますしが発覚してから、多くの反響が寄せられました。
心配をする声、中国相手にどうやって戦ったら良いのか?という具体的なアドバイス。等、多くの応援の声をいただきました。
そして、我々が生み出してきたRE:birthというコンセプト、ハードウェア等がこんなにもたくさんの方に愛されていたのか!と感動して涙が止まりませんでした。
今回の件で、正規品の再生産の要望もあり、我々の元にもさらに多くの声が寄せられるようになりました。

長い間沈黙をしていた間にも待ってくれて、こんなにも愛されているのならば、我々もそれに応える義務がある。
そう強く感じました。

偽物・件のなりすましを行った人物への対応については、専門家に相談の上、法的処置、ならびに政府機関を通じた厳正な措置を行ってまいります。同人ハード、個人の制作物であるソフトウェアの著作権、これらが適切に保護されることは今後の文化の発展にとっても非常に重要なことだと考えています。

この問題については、著作物に関する重要な問題と認識しており、各媒体やマスメディアでも問題提起として取り上げていただく予定です。
個人が中国での著作権侵害にどうやって立ち向かっていくのか?
少し時間がかかる手続きになる可能性が高いですが、連載記事という形でアップしていきますのでこちらも併せてチェックしていただければと思います。

長きにわたり沈黙を続けてしまいましたことを重ねてお詫び申し上げます。
そして、ここにPROJECT RE:birth活動再開を宣言します。

各種モジュールは2024年3月に販売再開を目指して、再生産の準備を進めております。
可能な限り入手を希望される方々に行き渡るようにしますが、生産リソースの関係上、少し時間がかかってしまうかもしれませんので、その点だけご了承ください。
イベント等への出展も視野に入れて活動してまいります!

これからもPROJECT RE:birthをどうぞよろしくお願い申し上げます。

PROJECT RE:birth
関係者一同
2024年2月13日 秋葉原にて